08.3Dカーソル Shift + S, Shift + C

Pivot(ピボット)

G,R,Sキーをもっと使いこなす(1)で、移動・回転・拡縮をキー操作だけで実行できることがわかりました。

では、回転や拡縮は「どこを中心に」回したり縮小したりしているのでしょうか。
それを指定するのがPivot(ピボット)です。

これまでずっと下図のメニューは上から2番目になっていました。

Median Point(メディアンポイント)、つまり中間点です。
なんの中間点かというと、「今選択しているもの(たち)の中心」です。

Median Pointのとき物体を回転すると、以下のように「物体のピボット」を中心に回転します。

また、編集モードのときは、「選択されているものの中心」で回転します。

選択されているものの中心で回転しているのがわかると思います。
頂点をひとつだけ選択してもなにも起きない理由もわかりますね。

3Dカーソル

Pivot(ピボット)が「自動的に」中心を決めるものだとすれば、
自分で中心を指定するためのものが3Dカーソルです。
コンパスの軸足をイメージするとわかりますね。
ある点を中心にぐるっとまわす「道具」です。

さて、Blenderでは左クリックをいったい何につかっているかというと、
「3Dカーソル」の設定です。Blenderのコミュニティでは「浮き輪」と呼ばれているようです。たしかに見た目が浮き輪みたいですね。

実際に3Dカーソルで回転してみましょう。
まず、Median Pointから3D Cursor(3Dカーソル)にモードを変えておきます。

そして、左クリックで3Dカーソルの位置を決めて、回転してみましょう。

3D cursor(3D カーソル)をえらぶと、G, R, S操作の中心が現在の3D cursorの位置となるのです。

コンパスの軸足の役割をするのが3Dカーソルなら、それを頂点や面にぴったりと置きたいこととが多いはずです。

そのためのメニューはShift + Sで出てきます。

“Cursor to Selected”(カーソル トゥ セレクテド)を選ぶと、選択中のオブジェクトの位置に3Dカーソルが移動します。
Tabキーで編集モードに入っているときは、選択中の点(線・面の中心)に吸い付きます。
逆に、選択中の物体を3Dカーソルの位置にぴたっと吸い付かせたいときは、
“Selection to Cursor”(セレクション トゥ カーソル)をえらびます。

Shift + Sメニューの中には、「3Dカーソルをワールドの原点に置く」という機能がありません。あまりによく使うので、

Shift + C

というショートカットが割り当てられてます。

Shift + S
Shift + C

ここで説明したこのふたつのショートカットキーは、作業中に頻繁につかいます。

今、ワールドの原点という言葉が出てきました。これは画面でいうと、XYZ軸が交わる点のことです。大元となる中心に3Dカーソルを置きたい場面が多いので、独立してShift + Cというショートカットキーが割り当てられています。