34.マテリアル (物体の材質)

これまでは、一つのライトだけで色を変えていました。
でも、これだと物体が増えてもみんな青くなってしまいます。
物体個々に色を変える方法をつぎに説明します。

まず、光源の色を、もとの白にもどしておきましょう。

別の色の球をつくるため、Shift + Dキーで複製しましょう。
ここでは、 Shift + DキーYキー で、横に移動させています。

反対側にもうひとつ作っておきましょう。

レンダリング(F12キー)するとこうなりますね。

ところで、レンダリングされた画像の画面をマウスホイールでころころすると、大きさが変わることは説明しました。

マウスホイールだけでなく、テンキーで倍率を決めることもできます。
たとえば、1キー等倍2キー4分の1のサイズになります。

以下は4キーです。8分の1ですね。

8キーで、16分の1です。 マウスホイールで適当な大きさにして確認し、正しいサイズで見るために1キー等倍に戻す、というふうに使います。

さて、3つの球ひとつひとつにMaterial(マテリアル)をつけていきましょう。
マテリアルとは材質のことです。

丸アイコンのタブの”New”ボタンで、選択されている物体にあたらしくMaterialがつきます。

これを赤くするので、名前を”red”とします。


白のカラーバーを左クリックして、カラーピッカーを出し、赤くしてください。


同様に、真ん中の球を緑(green)にします。


残りは青(blue)にします。


ここで、もう一度緑の球を選択してください。
マテリアルに、ライトの説明ででてきた、 Specular(スペキュラー) Diffuse (ディフューズ) がありますね。 さっそく レンダリングしてみましょう。


ライトの色は白にもどしてありますので、 地面以外は、それぞれの色で塗られています。


つぎに、この緑の球のマテリアルの、SpecularとDiffuseゼロにしてレンダリングしてみましょう。ライトのときと同じく、真っ黒になりましたね。


つぎにSpecular,Diffuseの値をどちらも1.0にしてください。 そしてSpecular“Hardness”(ハードネス)を200にしてレンダリングしてみてください。 HardnessSpecularの「大きさ」を変える値です。


さて、ライトの説明で、スペキュラーとディフューズ以外にもうひとつ色の要素があることを説明しました。 それが、この“Emit”(エミット)です。 エミッションとも言います。
「発光する」という意味です。

緑の球が全体的に明るくなったのがわかると思います。

物体は光源ではないので、他の物体を照らすことはありません。 “Emit”の呼び方はツールや場面によって異なります。 Blenderの場合、「光の当たっていない部分の色」と理解するとよいでしょう。

ここで背景を消しておきます。 Blenderにはなにもない部分を“Sky”(スカイ)というデータで色付けする機能があります。
起動時にはオンになっているので、オフにしておきましょう。
左からふたつ目のタブにチェックボックスがあります。


ここで、CG独特の機能をひとつ紹介します。

赤丸の二つのチェックをオンにしてレンダリングすると、
「影は落とすが画面にあらわれない」 物体をつくることが できます。
これも材質のひとつなので、マテリアルで指定するようになっています。


緑の球が消えたのに影だけ残っていますね。
この機能は、影だけをレンダリングして、別の画像をつくる場合に便利です。